こんにちは、東播磨高校野球部監督の福村です。
コロナ禍の影響でさまざまな活動に制限がかけられたりするなど様々な影響が出ましたが、その影響で、プラスに働いたこともあったかと思います。私は、コロナ禍を前向きにとらえたタイプだと思います。2021年の選抜甲子園大会において、21世紀枠で出場した際もSNSを活用した指導法や取り組みが評価され出場決定の一つだと思います。
人間前向きさをなくさなければアイデアがわくものだなとつくづく実感しました(笑)現在もSNSを含めICTを積極的に活用した指導を続けています。ただ、対面ができるようになって改めて思ったことが、指導はやはり対面で行うべきだと思いました。
少年野球の指導者の方々もうまく活用されているかと思いますが、私がおこなっている指導法を少し紹介します。
基本的に悩み相談とアドバイス及び練習予定の伝達等に利用しています。子供たちが技術などで悩んだときは、例えば打撃フォームなどを撮影した物や練習中に動画撮影したものを送信しそれをこちらが指導するという形で利用しています。
コロナ禍の時は、ZOOM等で直接指導していましたが、現在は、送られた動画に対してコメントによる指導を行い、対面で確認するという形で指導しています。この時のコメントが重要で、答えを言うのではなくヒントを出し自分で「考え」させるように注意しています。子供たちは、直ぐに答えを求めますがやはり「考え」させる作業は必要です。自分で「考え」習得したものこそ大きな武器となるからです。
こちらから配信するときもあります。試合などの動画解説や、私が実演した動画を配信することもあります。こういった指導を行う事により子供たちは、予習や復習につながり練習効果もあがります。土日しか練習できない少年野球の子供たちであれば、その練習日に動画撮影したものをチェックし指導に当たることがいいと思います。平日の曜日、時間などを設定して短時間でZOOM指導するのもいいかもしれません。そうすれば、モチベーション高く練習に望めると思います。
対面指導が一番ですが、その指導効果を上げる手段としてのSNSの活用は大きな指導につながると思います。
【スキルにおけるワンポイント、適正リード幅の探し方】
自分の適性リード幅の探し方わかりますか?私が考える探し方は、
①ベースに片手を伸ばした状態で寝転ぶ
②フォームベースの方を向き起き上がる
③そこから一歩セカンドベース方向に踏み出す
これが私が考えるリード幅の適性距離の探し方です。
コラム記事制作者
兵庫県立東播磨高等学校 野球部監督
福村 順一(ふくむら じゅんいち)
【 経歴 】
1999年 社高等学校硬式野球部で部長・コーチに就任
2003年 加古川北高等学校硬式野球部監督に就任
2008年 同校を初めての夏の甲子園出場に導く
2011年 同校を初めての春の甲子園に導く
2014年 母校の東播磨高等学校硬式野球部監督に就任
2020年10月 秋季兵庫県高等学校野球大会 準優勝
2021年1月 二一世紀枠選出により母校東播磨高等学校の春夏通じての甲子園初出場を決める
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