【第3回】住宅を購入する際の知って得する情報
失敗しないデザインにするポイント3選

はじめまして。アルネプランニング建築士事務所の益田と申します。

今回はお住まいのデザインを検討する際に、建築士が気をつけているポイント 3 選をご紹介致します。今回は外観デザインに絞ってご案内します。

1. 窓の上下高さを揃える時

折見かける窓の高さや 1~2 階の並びや、窓上端が揃っていない家。これは基本として守っていきたいですね。全面全ては必要なく、ファサード(正面)から見える位置だけでもOKです。シンプルなデザインに限らず、海外のお洒落な街並みも実際にこの部分が守られています。どうしても揃えられない時は工夫して直線的に見えるよう考慮したい部分ですね。

2. 外壁の凸凹を少なくする

住宅展示場くらいに見える部分が大きいとまだいいのですが、ファサードの凹凸は少ない方が失敗は少ないです。凹みを屋根で一括りにする等、工夫が出来ればベストですが、凹凸に合わせて屋根形状がデコボコするとダサいデザインに見えがちです。やむを得ない時は、せめて見えない裏側で計画したいですね。

3. 色分けアクセントカラーの多様は避ける

最近はデフォルト化してきているアクセントカラー一色だと物足らない気がして様々な色や素材を使ってデザインされています。これは流行を避けられない部分として私もデザインしていますが(やってるのか!)失敗を避けるという意味では一色が無難です。使ってもアクセントは「差し色」という意味を踏まえて 2 色迄で計画する方がベストでしょう。特にお見かけする実例で勿体ないな、と感じる事は同一面で色を変えている事。わざわざ 1枚の壁を違うカラーで施工される実例は結構見かけます。変えるポイントも凹みの部分だけとか、隅~隅までとか、見切る部分にも気を配りたいですね。

益田代表が作られたパース

今回は多少マニアックな話し内容ではありましたが、デザインに気を配る建築士であれば最低限守っている内容の一部をお話しさせて頂きました。

アルネプランニングでは、ご満足頂けるよう、お施主様のご希望に沿った上でプロ目線でのご提案をし、お住まいづくりに関わりたいと考えます。ご機会ございましたら、お気軽にお声掛け下さいませ。

コラム記事制作者

ARNE Planning 代表
益田 太二(ますだ たいじ)


【 経歴 】
平成4年~平成28年
昭和住宅株式会社在籍 設計、現場担当、企画開発担当を務める。
平成28年~令和元年
株式会社イヌイホーム在籍 設計、現場担当を務める。
令和元年~4年
株式会社アーキホームライフ在籍 設計担当を務める。
令和4年10月
アルネプランニング建築士事務所 創業

【 受賞歴 】
平成21年度 保育園にて、第8回兵庫県建築士事務所協会くすのき建築文化賞/温もり賞受賞

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