【第1回】住宅を購入する際の知って得する情報
間取りとデザインをセットで考える

はじめまして。アルネプランニング建築士事務所の益田と申します。

お陰さまで加古川市を中心に、たくさんのお住まいづくりに三十年以上におよび携わらせて頂きました。「間取りを創る」「住宅をデザインする」ことが三度の飯より大好きで、これまで楽しくお仕事させて頂いています。
そんな私から、少しでもお住まい計画のお役に立てる事があればお話ししたいと思います。

益田代表が作られたパース

日本の住宅購入の例に於いては、土地形状や景観規制の少ない自由度の高さ、個々の個性を活かせるなどの理由から、一から間取りを描く「注文住宅」が極一般的です。欧米各国では中古流通が主で、新築計画に於いては建築家がデザインした建売住宅を購入する例が一般的で、ステイタスだと聞きます。日本の建売イメージとは真逆ですね。

間取りは土地購入時の検討に必要なので、その為、施主様が計画段階で「設計費」を捻出する事は、日本文化的に抵抗のある進め方でしょう。

そんな理由から日本の住宅企業で計画する時は、建築デザイン習得した建築士でなく、営業の担当者様が間取りを引く事が多いと耳にします。営業様でも間取り引きに経験豊富な方は沢山おられますので、決してそれが駄目だと言う訳ではありません。大事なのはデザインを含めて「完成まで」お住まい提案をされているか否か、間取りとデザインをセットで考えているか否かと言えます。

「間取り決定したら外観やデザインは何とかなる」でなく、完成から逆算した創造が描けているかが重要です。

お住まいの計画は、勿論デザインだけでなく、ご予算や機能性や様々な「迷い」の時間が沢山必要かと思います。焦って後悔しないよう、そんな「迷い」の時間を充分に設けて、それも楽しみながらお住まいづくりが出来る事を日々心掛けています。

コラム記事制作者

ARNE Planning 代表
益田 太二(ますだ たいじ)


【 経歴 】
平成4年~平成28年
昭和住宅株式会社在籍 設計、現場担当、企画開発担当を務める。
平成28年~令和元年
株式会社イヌイホーム在籍 設計、現場担当を務める。
令和元年~4年
株式会社アーキホームライフ在籍 設計担当を務める。
令和4年10月
アルネプランニング建築士事務所 創業

【 受賞歴 】
平成21年度 保育園にて、第8回兵庫県建築士事務所協会くすのき建築文化賞/温もり賞受賞

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